むかしWAKKUNがデートしていた時、彼女がこう言いました。
こうやって二人で会っている時の私のことは知っているけど
家に帰って今日のことをお姉ちゃんに話している私のことは
WAKKUN、知らないでしょ?
その時、WAKKUN青年は
ほんまや、おもしろいなぁ。
ボクの物語の中では主人公はボクやけど、
キミの物語の中ではボクは脇役や。
それと同じように、いろんな人や動物や虫が
それぞれの物語の中で主人公をやってて
違う物語の中では脇役をやってんねんな。
と思ったのだそうです。
「ボク達の誰もが全部それぞれの頭の上に冠をのっけた
家来の一人もいない王様」
このフレーズはその時にうまれたとか・・・
その時の彼女に最近何十年ぶりかで道でバッタリ会ったことから
今回、10数年ぶりにこのテーマで個展を開くことにしたのだそうです。
なんだかロマンティックですね。
では、入口から会場をぐるっと時計回りに一週してみましょう
会期中WAKKUNはずっと会場に居て、お客様をお迎えしておられました
海側の壁には10点の凧と、しゃもじで作った王様のオブジェが
窓側には迫力ある大作と大きな額装作品を飾っています
山側の壁には縦横の細長い作品、台の上には小さな額装作品が並びます
画集・エッセイ集・絵本やポストカードも販売していました
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